熊野筆
伝統工芸士

熊野筆伝統工芸士

熊野町で筆産業に携わる人は人口の約1割といわれていますが、そのうち伝統工芸士はわずか13人しか存在しません。

伝統の技を守り次世代へ

伝統工芸士

筆作りに対する深い知識と匠の技術、確かな経験を持ち、厳しい認定試験を経て国に認められた筆司。それが熊野筆の伝統工芸士です。彼らは担い手として優れた筆を作ると同時に、生涯をかけて技術の研鑽を続けます。

熊野筆伝統工芸士

伝統工芸士一覧

現在熊野町で活躍している13人の伝統工芸士をご紹介します。
伝統工芸士を紹介している冊子の詳細については、こちらをクリックしてください。

戦後の暮らしを支えてくれた筆がえがき出すもので

世界の和が作りたい

Usui Shinko

伝統工芸士認定年月日:1981年12月11日

中川聖峰
Nakagawa Seiho

中川 聖峰

イタチ毛を使った小筆を得意とする

伝統工芸士認定年月日:1981年12月11日

伝統の書筆があってこその熊野筆

選毛から作る「味がいい」筆

Aratani Jyosyu

伝統工芸士認定年月日:1994年2月25日

妥協なく筆と向き合い

会心の出来を追求し続ける

Niimoto Seiken

伝統工芸士認定年月日:1994年2月25日

代々続く筆司の家系で

次世代へ何をどう繋いでいくか

Sanemori Tokuzen

伝統工芸士認定年月日:2000年2月25日

師匠が得意とした羊毛に特化

3時起きで鍛え続ける空手の技も生かした筆作り

Nanbu Touei

伝統工芸士認定年月日:2000年2月25日

子育てがひと段落して手に一生ものの職を

「あの筆が良かった」と言ってもらうために

Kagawa Suikou

伝統工芸士認定年月日:2007年2月25日

「六十の手習い」から伝統工芸士へ

熊野筆の魅力を広げる使命を胸に

Kotorida Koyu

伝統工芸士認定年月日:2007年2月25日

川尻から熊野へ

産地を跨ぎ筆を作り続けて見えてきたもの

Minato Gosetsu

伝統工芸士認定年月日:2008年2月25日

かつて憧れた「かっこいい伝統工芸士」の道へ

変わらないために変わり続ける提案

Katahira Yutetsu

伝統工芸士認定年月日:2013年2月25日

相応しい見せ方で新たな価値を

筆のあり方そのものへの挑戦

Sanemori Tokuo

伝統工芸士認定年月日:2013年2月25日

技術革新がもたらす新素材の可能性に

未来の筆のあり方を見出す柔軟性

Teragauchi Yusui

伝統工芸士認定年月日:2013年2月25日

受注した書家の書体を徹底検証

理論的に作り上げる理想の筆

Okubo Jyunkei

伝統工芸士認定年月日:2018年2月25日

冊子紹介画像_表裏_2024

熊野筆伝統工芸士紹介冊子

筆作る人

筆に関わる仕事は、「筆作り」の伝統が受け継がれてきたからこそ成り立っています。伝統の技術は、一度失われしまえば二度と手に入りません。私たち熊野筆事業協同組合は、その技を守り継承するため伝統工芸士の認定や次世代の育成を担ってきました。 彼らの技や思いを伝えることで、次世代の担い手を育てたいそんな願いを込めてこの冊子を作りました。