熊野筆伝統工芸士 熊野町で筆産業に携わる人は人口の約1割といわれていますが、そのうち伝統工芸士はわずか15人しか存在しません。 伝統の技を守り次世代へ 伝統工芸士筆作りに対する深い知識と匠の技術、確かな経験を持ち、厳しい認定試験を経て国に認められた筆司。それが熊野筆の伝統工芸士です。彼らは担い手として優れた筆を作ると同時に、生涯をかけて技術の研鑽を続けます。 伝統工芸士一覧現在熊野町で活躍している15人の伝統工芸士をご紹介します。 伝統工芸士を紹介している冊子の詳細については、こちらをクリックしてください。 戦後の暮らしを支えてくれた筆がえがき出すもので世界の和が作りたい Usui Shinko 碓井 真光 伝統工芸士認定年月日:1981年12月11日 Nakagawa Seiho 中川 聖峰 イタチ毛を使った小筆を得意とする伝統工芸士認定年月日:1981年12月11日 「伝統工芸士の名に恥じないものを」という心意気が筆司を一段階上へ Akahane Dosui 赤翼 洞水 伝統工芸士認定年月日:1994年2月25日 伝統の書筆があってこその熊野筆選毛から作る「味がいい」筆 Aratani Jyosyu 荒谷 城舟 伝統工芸士認定年月日:1994年2月25日 妥協なく筆と向き合い会心の出来を追求し続ける Niimoto Seiken 仁井本 誠研 伝統工芸士認定年月日:1994年2月25日 Fujikawa Gyokusui 藤川 玉水 山羊毛を使った穂首作り伝統工芸士認定年月日:1994年2月25日 代々続く筆司の家系で次世代へ何をどう繋いでいくか Sanemori Tokuzen 實森 得全 伝統工芸士認定年月日:2000年2月25日 師匠が得意とした羊毛に特化3時起きで鍛え続ける空手の技も生かした筆作り Nanbu Touei 南部 豊栄 伝統工芸士認定年月日:2000年2月25日 子育てがひと段落して手に一生ものの職を「あの筆が良かった」と言ってもらうために Kagawa Suikou 香川 翆皐 伝統工芸士認定年月日:2007年2月25日 「六十の手習い」から伝統工芸士へ熊野筆の魅力を広げる使命を胸に Kotorida Koyu 小鳥田 晃祐 伝統工芸士認定年月日:2007年2月25日 川尻から熊野へ産地を跨ぎ筆を作り続けて見えてきたもの Minato Gosetsu 湊 剛雪 伝統工芸士認定年月日:2008年2月25日 かつて憧れた「かっこいい伝統工芸士」の道へ変わらないために変わり続ける提案 Katahira Yutetsu 片平 游哲 伝統工芸士認定年月日:2013年2月25日 相応しい見せ方で新たな価値を筆のあり方そのものへの挑戦 Sanemori Tokuo 實森 得応 伝統工芸士認定年月日:2013年2月25日 技術革新がもたらす新素材の可能性に未来の筆のあり方を見出す柔軟性 Teragauchi Yusui 寺垣内 雄翠 伝統工芸士認定年月日:2013年2月25日 受注した書家の書体を徹底検証理論的に作り上げる理想の筆 Okubo Jyunkei 大久保 順敬 伝統工芸士認定年月日:2018年2月25日 熊野筆伝統工芸士紹介冊子 筆作る人筆に関わる仕事は、「筆作り」の伝統が受け継がれてきたからこそ成り立っています。伝統の技術は、一度失われしまえば二度と手に入りません。私たち熊野筆事業協同組合は、その技を守り継承するため伝統工芸士の認定や次世代の育成を担ってきました。 彼らの技や思いを伝えることで、次世代の担い手を育てたいそんな願いを込めてこの冊子を作りました。 冊子(PDF)のダウンロードはこちら