熊野筆統一ブランドマークKマーク

熊野筆統一ブランドマーク

K マーク

熊野筆®統一ブランドマーク
Kマーク

商標登録 第4962731号、第5885422号

製品に表示することで、消費者に分かりやすく熊野製の筆であることを周知し、中国製などの他製品との差別化を図ることを目的としています。それを通して地域ブランドとしての価値をより高め、市場の優位性を獲得していくことが狙いです。

統一ブランドマークKマークの図案は第4962731号、Kマークと熊野筆の文字を組み合わせた図案は第5885422号としてそれぞれに商標登録をしており、その図案と通し番号からなるシール「熊野筆証紙」は、一定の基準を満たした当組合の組合員に対し発行しています。

熊野筆証紙が貼付された筆は「筆の都 熊野」で製造された熊野筆®正規品です。

熊野筆Kマーク商標登録番号

熊野筆証紙 Kマークシール

熊野筆証紙(Kマークシール)は、筆本体やパッケージにシールの形で貼付されており、すべてのシールには当組合が発行した通し番号が印字されています。組合に問い合わせいただけばどの事業者の筆かお知らせできる、トレーサビリティ制度です。

Kマークシール入り化粧筆

生産地域保証

当組合は、熊野筆として申請された全ての筆の生産履歴を確認してKマークシールを発行しております。Kマークシールが貼られた筆は、間違いなく熊野で製造された筆であることを保証いたします。

トレーサビリティ制度

Kマークシールには当組合が管理する通し番号が記されており、一枚ずつ全て番号が違います。この番号は、当組合に申請された筆の製造事業者名、製品名などと共に記録してあります。当組合にお問い合わせいただけば、その筆がどの事業者の筆か追跡できる仕組みです。

模造品にご注意ください

消費者の方が混乱しないよう、当組合ではKマーク証紙を貼った筆についてのみ、組合に加盟している熊野筆事業者の製品として製造元を保証します。ご購入された筆に疑問がある場合は、当組合にご連絡ください。

Kマークが生まれた理由

Kマークは、熊野町が誇る筆の品質の証として生まれました。

熊野では書筆だけでなく、日本画や洋画に用いる画筆、自然な色づきで肌を美しく見せる化粧筆、陶芸や友禅の絵付けから料理まで多様な用途で使われる刷毛など、どのような用途にも対応する多種多様な筆が日々生み出されています。

しかしその中で国が認めた証である「伝統的工芸品」の表示ができるのは、金属や樹脂などの新素材を使わず、昔ながらの素材と製法で伝統工芸士が作った書筆だけ。

伝統的工芸品とは別に、熊野町内で筆産業に携わる2千数百人の職人が作る、確かな品質を持つ筆の証が必要なのではないか。そんな意見から「熊野筆®」の統一ブランドマークとしての「Kマーク」が誕生し、平成18年(2006年)2月に、第4962731号として図柄が商標登録されました。その後、平成28年9月には、世界中の「熊野筆®」として、文字と合わせた図柄で商標登録(第5885422)を完了。当組合は世界に向けて、安心と信頼の「熊野筆®」をお届けしています。

Kマークの意味するもの

この統一ブランドマークの形は、「KUMANO FUDE」の頭文字である「K」を表しています。

黒い線の意味

中央にすっと走る黒い刷毛目は、伝統の書筆を。

紅色の線の意味

右上を指す丸みを帯びた紅色の線は、肌を艶やかに彩る化粧筆を。

黄色の線の意味

鮮やかな黄のラインは、油絵や水彩画などに用いる画筆の世界を象徴しており、躍動感のある線は協同と成長を意味します。

3本の線は、熊野筆を生み出す3つの資源である「地域」「人」「伝統」も象徴しています。

熊野町が世界へ発信していく、確かな品質の地域ブランド「熊野筆」の目印です。熊野筆をお求めの際は、ぜひこのマークをお確かめください。

熊野筆統一ブランドマークKマーク