熊野筆検定
クイズ
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第一章 熊野町が筆づくり日本一になったヒミツ

解きながらわかる熊野筆クイズ その1 の解説

【問題1】現在の熊野町で筆づくりが行われ始めたのは何時代といわれているでしょう。

【答え】江戸時代

【解説】
熊野町で筆づくりが始まったのは江戸時代末期といわれています。当時の熊野の人々は、主に農業で生計を立てていましたが、農地も少なく、それだけでは生活を支え切れず、農閑期には出稼ぎに出ていました。出稼ぎの帰りには、筆と墨を仕入れて、それを行商しながら帰っていました。これが、熊野と筆を結びつける結果となったのです。

【問題2】江戸時代、熊野の人たちは、主にどういったところに出稼ぎに行き、どこで筆や墨を仕入れていたのでしょう。

【答え】吉野(奈良県)や紀州(和歌山県)に出稼ぎに行き、奈良・大阪・兵庫で仕入れていた

【解説】
熊野の人々は農閑期には吉野(奈良県)地方や紀州(和歌山県)地方に出稼ぎに出ていました。出稼ぎの帰りには奈良や大阪、有馬(兵庫県)地方で筆と墨を仕入れて行商しながら帰っていました。

【問題3】行商で筆と結びついた熊野の人たちに、筆づくりの技術が伝わったのはなぜでしょう。

【答え】熊野の若者が筆づくりを学び、熊野で技術をひろめた

【解説】
天保5 年(1835 年)佐々木為次は、有馬(兵庫県)に行きました。そこで彼は筆の作り方を学び、熊野に帰ってきました。また弘化 3 年(1846 年)、井上治平(井上弥助)は広島の浅野藩御用筆司、吉田清蔵より筆づくりの技術を学びました。さらに同じころ、乙丸常太(音丸常太郎)も有馬(兵庫県)より筆づくりの技術を学び、熊野に帰ってきました。
そして彼らは人々に技術を広め、筆づくりは熊野に根を下ろし始めました。